ふるさと納税ニュース

ここ近年、バリエーション豊かで、豪華な返礼品が増えているふるさと納税。その中で、質素な返礼品でとどまっている栃木県足利市では、平成27年度のふるさと納税の寄付金が57件で1047万円となり、件数、寄付総額とも過去最高であることが分かりました。

http://www.citydo.com/furusato/main/c09202_f.html

同市は「足利の振興を願う人が着実に増え、ありがたい」と、足利を思う気持ちがつまった寄付に手応えを感じています。

足利市は、「善意で納められた税金を返礼品費用に使うのは違和感がある」として、返礼品は足利学校の無料入場券など1千円程度に抑えています。寄付金は、「足利学校の改修」「民間保育園の延長保育等補助」「環境保全対策」など7項目から、寄付者が指定できるようになっています。

27年度は前年度より9件増、寄付総額も140万円増えました。100万円以上の高額寄付は4件で、最高額は500万円。寄付件数57件のうち、「足利学校の改修費」には18件で、寄付金も657万円と過去最高となっています。

寄付金は前年度、総額1億円とされるかやぶき屋根の全面改修を目的に創設された施設整備基金に積み立てられ、活用されています。

豪華な返礼品で、自治体間の寄付金争奪戦が続く中で、純粋に街のために寄付をしたいという納税者の思いを受け取って、大切に活用している足利市。本来の目的にそれることなく、まちの発展に期待が持たれます。

外部リンク

わが街ふるさと納税
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